足場は建築の数ある作業のなかでも、特に安全性を重視するものでもあります。
足場の基礎がしっかりとできていないと、その後の作業で時間がかかってしまう
事故の原因になってしまうなどのさまざまな問題が出て来てしまいます。
足場を組み立てるうえでどんな資格があるのでしょうか。
足場を作る資格とは
足場の資格と言っても一つではありません。
作業の内容によっても資格の種類が分類されており
組み立て・解体などの作業を行ううえで必要なものになります。
まずは、足場にはどんな資格があるのかを、認識することが大切です。
足場の組立て等作業従事者特別教育資格
足場の組み立て・解体などの作業を行う全員が受講しなくてはいけないとされている
初心者向けの資格になります。
責任者などの立場ではなく、足場を組み立てるうえで覚えておくべき知識や
技術を学ぶための資格です。
試験などはなく、講習を受けることによって資格を取得できるようになります。
今の状況に応じて3時間~6時間程度の講習を受けます。
足場の組立等作業主任者資格
足場の組み立てや解体などで責任者として現場に立つ人のことをいいます。
簡易的な足場だけに限らず、吊り足場や張出足場などの作業はもちろんのこと
高さが5m以上の高所でも作業できるようになります。
講習では「労働災害防止策」について学ぶことになります。
この資格は誰でも受講できるものではなく、足場に関する業務に3年以上従事していること
また、土木などの学校を卒業しており、2年以上従事している人のみです。
足場の組立等作業主任者能力向上教育資格
上記の主任者が同時に資格取得を目指さなくてはいけない資格になります。
労働安全衛生法によって、資格の取得が義務付けられています。
実際に現場に出て足場に関係する仕事で5年以上経過していないと取得できません。
ある程度足場の組み立てや解体について知識や技術を持っていないと
取れない資格としても知られています。
足場をメインに働く人にとって取得しておきたい資格と言えるのではないでしょうか。
足場作りでは資格は必ず必要?
足場作りは簡単な作業ではありません。
作業員の安全を守るためにも専門的な知識や技術、経験を必要とします。
そのため、足場作りを仕事にしていく場合は、何かしら資格を取得する必要があります。
そもそも特別教育資格については足場で組み立て・解体をするすべての人が
取得する資格になります。
足場の仕事をするとわかるのですが、他の作業との深い関わりもあるため
長く従事していると、他の資格を取得するケースも少なくありません。
任されている業務によっても異なります。足場の簡易的なものであっても
資格を取るための受講をすることで、安心して業務を任せてもらえるようになります。
すぐに取得できず、現場での経験が必要な資格も数多く存在しますが
諦めずに続けていくことも必要です。実際に資格を取得することであなた自身の
ステップアップにも繋がりますし、作業の安全性を高めることにもなります。
資格を取得するうえで自分に任された作業を安全に行えるように注意しなくてはいけません。
そのためには必要な知識であることを認識しておきましょう。
まとめ
足場で仕事をする以上、資格は必要不可欠になります。
そもそも足場を作るうえで必要な知識や技術が学べること
もし足場がきちんと作れていなかった場合のリスクについても学べます。
足場は建設現場の要となっていること、ここがしっかりとしていないと
大きなトラブルに繋がることもあります。
足場の仕事を行ううえでもしっかりと資格取得を目指すようにしていきましょうね。
日々の業務も勉強の気持ちで取り組みましょう。
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