建設現場にとって足場は、作業を効率よく
進め美しく仕上げるためにも必要なものです。
そんな足場を安定させるためにも固定方法については
熟知しておかなくてはいけません。
足場の種類によっても固定方法が異なります。
まずは足場には、どんな固定方法があるのか、把握することからはじめていきましょう。
足場にとって固定することの重要性
足場を組み立てるうえで、固定することは重要な作業の一つです。
足場の固定がしっかりとできていないばかりに大きな事故に
つながることも珍しくありません。
固定のための金具の種類選びはもちろん
正しい使い方を知り正しく締めることができないと、足場を固定するとはいえません。
固定方法にはさまざまなものがあり、クランプやタラップ、ジャッキベース
ジョイント(単管用)など、他にも種類はたくさんあります。
足場でよく使われるクランプ一つでも種類が多く、単管用、垂木止め
三連、ミニサイズなどの種類や大きさによっても、足場の固定方法が変わります。
それぞれの留め具の違いを認識しておかないと、足場に必要な固定ができなくなってしまいます。
足場にとって固定するとは、必ず必要な作業の一つでもあり
安心して作業を行うためにも、正しい使い方を認識しておくものです。
足場の固定方法の種類について解説
足場の固定方法にはさまざまなものがありますが、それぞれの特徴について説明します。
クランプ
クランプは銅管同士を留める、金具のことを言います。
直交クランプはその名前の取り、90度の直角に固定されたもののことを言います。
そこに角度をつけて作業を行うときは自在クランプに変更することもできます。
銅管をどちらの位置に移動させたいのかによっても、クランプの選び方は異なります。
ただし、自在クランプは使い勝手の良さはありますが
ガタツキなどが出てしまう問題もあります。
あくまでも直交が使えないときに使う固定方法と覚えておくようにしてください。
ジョイント
単管同士をつなぎ合わせるときに使うのがジョイントです
種類もたくさんあり、見た目にも大差ないので
わかりにくいと感じている人も多いのではないでしょうか。
一番シンプルで使い勝手がよく、使われているのが直線ジョイントになります。
値段も手頃なので、さまざまな足場で活躍しています。
単管用や直線用などの種類もあるので、固定方法にあわせて選択するようにしてくださいね。
固定ベース
建地パイプなどを固定するときに使う、敷地用の金具です。
基本的にはピン付きのパイプを使っているものになり
安全な作業を行ううえでも重要なものとして知られています。
ピンなしでも使えますが、安定性の高さを考えると固定ベースは重要です。
また、180度回転する自在ベースもあります。
斜傾地などで使える固定方法になります。
その土地や地盤、環境によっても、固定ベースの種類が違うので
イメージしつつ用意しておくと安心です。
ただし仮設工業会で認定されていないものは、控えた方が無難です。
他にも固定方法はたくさんあるので、必ずしも正しい方法が存在するわけではありません。
できるだけ安全に作業できるようにするのを一番に考えて
足場の固定方法を考えるのが一番です。
まとめ
足場の固定方法にはたくさんのやり方がありますが、
足場の種類によっても固定が違うことを認識しておかなくてはいけません。
以前似たような足場でこの方法をとっていたからなどの
なんとなくで固定方法を選んでしまうと強風などの
天候の変化に対応できない足場になってしまいます。
足場が高くなればなるほど、リスクもありますので
しっかりと固定して事故を防げるようにしたいものですね。
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